お出かけ大好き・ミーコ part 2
ミーコ in SHIBUYA (2003年8月13日)
ミーコ、セルロイドのふるさとを訪ねる
ミーコはセルロイドのふるさとを訪ねるという、セルロイドハウスの岩井さんに誘われてお出かけしました。
最初は東京都葛飾区西新小岩の、モンチッチのセキグチさんの会社に行きました。
セキグチさんは昭和三十年代までセルロイドの加工をしていたメーカーで、当時の建物とセルロイド製品が今も大切に保存しています。
モンチッチのお父さん、やさしい関口会長の案内でセルロイドを作っていた石造りの工場や事務所の建物を見て回りました。
その一つがセルロイド製品の収蔵庫になっていて、中にはたくさんのセルロイド人形や輸出用のセルロイド玩具が飾られています。
どのセルロイド製品も昔のセルロイド職人の優れた腕で作られていて、その素晴らしさにミーコは圧倒されました。
帰り際にミーコとモンチッチの記念撮影をすることになりました。
ところがうっかり者のおじさんは撮影に失敗したばかりでなく、ミーコをセキグチさんに置き忘れて帰ってしまいました。
でも、ミーコはモンチッチとお友達になって楽しく遊ぶことになったので少しも悲しくありません。
というわけでミーコは行けなかったのですが、昭和42年までセルロイドを作っていた大成化工さんを見学しました。
大成化工さんは今、塗料や電子材料などを作っていますが、昔のミーコはこの会社で作られた.セルロイドで出来ていました。
大成化工の徳倉社長の案内で広い工場を見て回りましたが、驚いたことにきれいで立派な建物は、
昔、セルロイドを作っていた工場の骨格をそのまま使って、新しく生まれ変わっていました。
セルロイドを作っていた昔の機械は今も塗料の材料をを混ぜたり、伸ばしたりする工程で元気に働いています。
古いものを活かして有効に利用している大成化工の社長さんのポリシーに感心しました。
最後にセルロイド発祥の地、葛飾区東立石の渋江公園を訪ねました。 (2003年7月22日)
葛飾区セルロイド工業発祥記念碑(東立石3−3−1、渋江公園) 葛飾のセルロイド工業は、大正期から昭和20年代にかけて繁栄しました。 その始まりは、大正3年(1914)千種セルロイド工業が、この地に創設されたことでした。 公園内のモニュメントは、この地域が葛飾区の近大工業の発展を担った証しでもあります。 昭和27年渋江公園の開発に伴い建てられました。(葛飾区のHPから) |
ミーコ、東京大学・湯島天神を歩く
休日の東京はのどかです。新しい着物を作ってもらったミーコは散歩に行きました。
夏休みで静かな東京大学のキャンパスは落ち着いた散歩コースです。
校内にはレロトな建物がたくさんあり、一つ一つ見て歩くだけでも楽しいです。
木々が多くて、緑に囲まれた三四郎池は心静かに思索するには絶好の場所です。
東大の次は、学問の神様・湯島天満宮に行きました。
本殿前では若い人たちが何事かを一心に祈願しています。
湯島天神といえば、泉鏡花「婦系図」のお蔦主税の物語が有名です。
ミーコはレトロな人形なので、この古い悲恋物語が好きです。(2003年7月20日)
東大赤門前で |
三四郎池で思索するミーコ |
緑がきれいなキャンパス |
レトロな建物がいい |
偉い先生?と 東大安田講堂→ |
天満宮本殿前 |
ミーコ、 トム・ソーヤー王国を訪問する
6月22日、ミーコは猪やっこさんとトム・ソーヤー王国を訪問しました。
昼過ぎに王国に着くと、やさしい王様、おうつくしい姫、腕白王子の寅次郎様。
王様ご一家上げてのお出迎えにミーコは恐縮しました。
まもなく歓迎の大宴会が始まり、姫お手製の料理が次々と運ばれて来ました。
ちらし寿司、お刺身、チャンプル、サラダ、それに猪やっこさんが来るというので、
王様の父君が山口県の山奥で仕留めたという、猪を使った「猪(しし)鍋」。
猪やっこさんは共食いになるのも構わず、美味しいと言って二杯もお代わりしました。
最後には小豆たっぷりの冷たい白玉が出ました。
一同、お腹がきつくなるほど食べに食べて大宴会が終わりました。
その後、トム・ソーヤー王国の中を、王様の世直し口上を聞きながら見物しました。
ミーコも猪やっこさんもその摩訶不思議な王様の作品に圧倒されました。
王国の通貨単位は1ハッピーです。円換算すると1ハッピーは1円になります。
ミーコは「親父のでんでん太鼓、サンキューベリーマッチ、親父のシャボン玉など」を1000ハッピー買いました。
サービス精神旺盛な王様は、1000ハッピーの買い物にたくさんのおまけを付けてくれました。
この日、ミーコが王国を訪問した目的は、「プロジェクトM」の打ち合わせのためです。
プロジェクトMの「M」は、ミーコのMで、それがどんなプロジェクトかは追々、お話しします。
こうしてトム・ソーヤー王国での楽しい時間を過ごしたミーコと猪やっこさんは、
王様自ら運転するカブト虫(ワーゲン)で福生駅まで送って頂きました。(2003年6月22日)
猪やっこさんに、街の中に置かれたアートが楽しいファーレ立川を案内してもらいました。
「猪(いの)やっこ」とは粗野で荒々しい男をイメージするハンドルネームですが、
ほんとうの猪やっこさんはやさしくて、かわいい女性です。
しかし、おもちゃのピストルをコレクションしていたというからびっくりです。
そこでミーコはミリタリー服を着て、ファーレ立川のアートを見て回りました。(2003年6月22日)